飛鳥部勝則 Asukabe Katsunori
1998年に『殉教カテリナ車輪』で第9回鮎川哲也賞(東京創元社)を受賞し、デビュー。
著作リスト
殉教カテリナ車輪
初出:東京創元社(1998年09月)
東京創元社/創元推理文庫 Mあ6-1(2001年07月)
ISBN4-488-43501-7
解説:有栖川有栖
井摩井美術館の学芸員・矢部直樹は、自ら死を選んだ画家の遺した二枚の絵画《殉教》《車輪》に興味を持つ。
その絵の行方を追ううちに、彼は二十年前にその画家が遭遇した、未だ解決されていない二重密室殺人事件の存在を知ることになる。そして……。
図像学と本格ミステリを融合させた、鮎川哲也賞受賞の傑作!!!
これは、もう思いっきり僕のツボの作品です。まず密室。しかも二重の。そしてミステリ好きの登場人物。怪しげな画家の遺した怪しげな絵画。う〜んたまらん。
で、図像学という絵画の意味を読みとる学問と、本格ミステリが見事に結びつけられているのですね。この図像学というのがまためっぽう面白い(この作者の作品だからかも知れませんが)。絵画についての専門知識ばかりで読みにくいかも知れない、と最初は思っていたのですが。全くそんなことはなく、スラスラ読めます。確かに専門知識は出てきますが、それをちゃんと丁寧に説明してくれていますし。
タイトルも好きですね。響きというか語呂というか。
そして、それだけじゃなくてですね……おっと、これ以上余計なことはは言わないことにしましょう。
有栖川氏の解説も良い感じです。お薦めです。
Up date:2001/07/27
バベル消滅
初出:角川書店(1999年08月)
角川書店/角川文庫 あ36-1(2001年08月)
ISBN4-04-358601-9
解説:井上雅彦
砂漠の薔薇
初出:光文社/カッパ・ノベルス(2000年11月)
光文社/光文社文庫 あ37-1(2003年09月)
ISBN4-334-73550-9
解説:千街晶之
冬のスフィンクス
初出:東京創元社(2001年08月)
光文社/光文社文庫 あ37-2(2005年01月)
ISBN4-334-73818-4
解説:折原一
First update:2001/07/27
Last update:2006/01/11