[PR]看護師の好条件な求人情報満載:年間30,000人の転職看護師が利用中



古処誠二 Kodokoro Seiji

 2000年『UNKNOWN』で第14回メフィスト賞(講談社)を受賞しデビュー。


著作リスト
長編 作品集 中・短編 その他
アンノウン
フラグメント
未完成
ルール
分岐点
接近
七月七日
遮断
  職業病
九五年の衝動
 



アンノウン ※『UNKNOWN』改題

 初出:講談社/講談社ノベルス コI-01(2000年04月)

 文藝春秋/文春文庫(2006年11月)

 侵入が不可能のはずの自衛隊基地の一室に盗聴器が仕掛けられていた。この密室の謎に挑むのは防衛部調査班の朝香二尉とその補佐に任命された野上三曹の二人。
 犯人はどうやってこの密室に入り込んだのか? 犯人は外部犯かそれとも内部犯なのか……?
 第14回メフィスト賞受賞作。

 この作品では殺人事件は起きません。ですが、魅力的な謎、その論理的な解明、見事なトリックと三拍子揃っています。この作品で本格ミステリというものは何も「殺人」が起きなくても、面白いものだと言うことを改めて痛感しました。

Update:2000/10/27


フラグメント ※『少年たちの密室』改題

 初出:講談社/講談社ノベルス コI-02(2000年09月)
 ISBN4-06-182147-4

 新潮社/新潮文庫(2005年05月)
 ISBN4-10-118231-0

 東海地震により崩壊してしまったマンションの地下駐車場に、六人の高校生と担任教師が閉じこめられてしまう。その暗闇で、少年の一人が瓦礫に頭を打たれて死亡する。
 メフィスト賞作家による「心ふるえる」本格ミステリ。

 うだうだ説明するのはやめておきます。ただ一つ言いたいのは、「学校」というものへの不満を持つすべての人に読んで貰いたい、そんな作品だということです。

Update:2000/10/18


未完成

 初出:講談社/講談社ノベルス コI-03(2001年04月)
 ISBN4-06-182181-4

 伊栗島・自衛隊基地で、小銃の一つが消失するというとんでもない事件が、何人もの隊員が見守る実弾射撃訓練の最中に発生してしまう。
 この事件に防衛庁調査班の「探偵」朝香二尉と、その「助手」野上三曹が挑む。

 デビュー作『UNKNOWN』に続いて二度目の登場となる、朝香&野上コンビが本書では活躍します。
 語り口はシリーズ前作同様、“巧い”です。その軽妙な語り口とは裏腹(?)に、深い“テーマ”がこの作品には織り込まれています。
 あまり派手ではないですが、ミステリとしても勿論楽しいので、とにかく読みましょう。

Update:2001/04/17


ルール

 初出:集英社(2002年04月)
 ISBN4-08-775306-9

 生きることが最も困難だった時代。生きることが最も困難だ場所で。人間の守るべきルールとは?

 舞台は終戦間近のフィリピン・ルソン島。
 アメリカ軍に追われ、ゲリラに追われ、日本軍の兵士は懸命に生きようとしていた。そして最大の敵は――飢餓。
 極限状態の人間の姿を「痛い」と感じてしまうまでに描写した衝撃作です。読んでいる間は、何度ページを繰る手が止まったことでしょう。
 戦争小説だと言われていますが、激しい戦闘シーンがあるわけではなく、物語は静かに、そして残酷に語られていきます。奇麗事は一切書かれていません。
 広義のミステリの範疇には入るのかもしれませんが、この作品はジャンルどうこうは関係ないですね。とても凄い「小説」です。
 僕はこの作品を他人に勧めようとは思いません。決して面白くないから、人に読まれるのが悔しいから、という理由ではなく、重い内容が苦手な方にはキツイでしょうから……。

Update:2002/04/17


接近

 初出:「新潮」(2003年11月号)

 新潮社(2003年11月)
 ISBN4-10-462901-4

 ──戦時中の沖縄。桜の花の咲く頃。
 彼ら二人は接近した。

 今まで発表された古処氏の作品は、どれも、僕にあらすじを書くことを躊躇わせました。そして、この作品も、やはりそうでした。
 そして、読む度に感動して、言葉を失ってしまうのです。ミステリを読んで、素晴らしいトリックに触れたときの叫びたくなるような感動、ではなく、穏やかでは決してないけれども静かな感動、とでも言いましょうか。書いていて多少こっ恥ずかしいですが、これが正直な気持ちです。

 この作品は、今までの古処作品の中で(現時点で、という意味で)最高傑作だと思います。
 何故なら──ええと、未読の方の興味を削いでしまいそうなので詳しくは書けませんが──『ルール』や『分岐点』が大好きな人も、「朝香二尉&野上三曹」シリーズが大好きな人も、そして勿論、両者とも好きな人も満足できるんじゃないかな、という作品だからです。というか、両者どちらも好きな僕が大満足できたってことなんですけど。今までの集大成的な作品というか、なんというか。
 ……ああ、もう、自分で書いててじれったいです。
 とにかく、読んでみて下さい。

Update:2003/11/30


七月七日

 初出:集英社「小説すばる」連載(2002年11月、2003年01月、03月、05月、07月、09月、11月)

 集英社(2004年09月)
 ISBN4-08-774715-8


First update:2000/10/18
Last update:2007/01/16

Index Back


[PR]中古車探しは、ガリバー:在庫多数、全車保証つき!